THIS IS VIDEO CLASH "RETURNS"--80年代洋楽PVの記録--

PVをメインに取り上げた80年代洋楽の記録です。2000年頃のアーカイヴをtumblrに移植したものをさらにこちらへ。

A,B,C

Baby Come Back/BILLY RANKIN~華々しくそっと咲いたクールな一輪

ナザレスのギタリストといってもどれくらいピンとくるのかちょっとよくわからない。 というのもビリーが古豪ナザレスに関わるのは、1981年以降で、彼のソロアルバムGrowin' Up Too Fastからのシングルカット、Baby Come Bacが日本のMTVで流れたのは1983年。 …

Some People/BEROUIS SOME~洋楽バブルに咲いた80年代の徒花

Belouis Some - Some People [Official Video - album mix] BEROUIS SOME の日本デビューは、それなりにプロモ―ションにも力が入っていて、本国イギリスではさぞかし注目のアーティストなんだろうと思っていたが、あらためて調べてみると Some People がUKチ…

The Breakup Song/GREG KIHN BAND~ぶっちゃけダサいノスタルジー

Greg Kihn - The Breakup Song (They Don't Write 'Em) - 7/6/1981 - unknown (Official) GREG KIHN はぶっちゃけダサい。 ベイエリアのロックスターという点で、比較対象としてよく名の挙がる HUEY LEWIS がなんとなくアメリカンロックのお洒落さん的な存在…

Ordinary Day/CURIOSITY KILLED THE CAT~80年代のカッコイイがあった部屋

日本でもCMに起用され、そのアイドル的なルックスがやっぱりウケたCURIOSITY KILLED THE CAT。 黒っぽさを感じるクールで都会的な音は、80年代のスカと表現するとしっくりくるかもしれない。 Curiosity Killed the Cat - Ordinary Day 都会のフラットのよう…

Tarzan Boy/BALTIMORA~作られた雄たけび

Baltimora - Tarzan Boy このPV、よく見ればバンドとは名ばかり、ボーカル以外の姿は見えない。一瞬ソロプロジェクトかと思うけど、実際にはソングライティングから何からすべてやったプロデューサー的な人物が、自分の思う絵を描いた作品のようなチームだっ…

68Guns/ALARM, THE~少年のための俺たちのライヴ

THE ALARM : 68 GUNS original video ファンの少年が見ようとしたライブ。 だけど少年には入場料が足りずに、もぐりこんだライブ会場を追い出されてしまう。 メンバーは街に飛び出し、地下鉄で歌い……どこか THE POLICE の SO LONLEY を思い出させるPVだ。 圧…

Forgive And Forget/BLUE ZOO~飛び出せアイドルバンド! そして、消えろ!

こういうバンドは当時苦手だった。 それなりに音楽性の高さは見られるのに、プロデューサーの「こうすれば売れるよ」みたいなアイデアに安易に乗っかって、アイドルバンドとして飛び出してくる、有象無象の集団。 当時の心に響かなかったばかりか、今も心に…

It Ain't Necessarily So/BRONSKI BEAT~甦る悲しみを嘲笑う少年たちの感性

オリジナル・ブロンスキが残したたった一枚のアルバム。アルバム通して聴けば聴くほど、ごった煮のようだが、それでも一本の筋が通っている。 Bronski Beat - It Ain't Necessarily So (1984) この曲やHeatwave と Why や Junk の間には、とてつもない隔たり…

Dancing With Myself/BILLY IDOL~みんな真似した唇

Billy Idol - Dancing With Myself BILLY IDOLの唇。これはみんな真似したんじゃなかろうか。 STING のトンガリくちばし、 The Police - Every Breath You Take そのコピーのCOREY HART Corey Hart - Sunglasses At Night NICK BEGGS の歯茎ウッキー Kajagoo…

Soul Deep/THE COUCIL COLLECTIVE~怒れるオサレ系

The Style Council - Soul Deep [The Council Collective] (The Tube 1984) Paul Wellerという男は、なんとも掴みどころがないように見える。 Jam - In the City JAMで怒れる若者の想いを代弁して、ひとりのカリスマになったと思いきや、絶頂期に解散。 Paul…

Hit That Perfect Beat/BRONSKI BEAT~冷戦の壁の向こうに消えたジミの苦悩

「レター・トゥ・ブレジネフ」。 【VHSです】リヴァプールからの手紙 [字幕][アルフレッド・モリーナ]|中古ビデオ【中古】価格:1900円(税込、送料別) (2017/4/26時点) もう今となっては覚えている人も少なかろう。そんな映画のタイトル、邦題は「リヴァプ…

Touch/BERLIN~80年代を代表するエレポライブ

Berlin - Touch (sound remastered) 小悪魔のようなTerry Nunn。その魅力はこの頃、PVでもライブでも全開で発揮されていた。 歌詞を聴くとホント演歌やフォークのような世界だが、BERLINの演奏、メロディ、そしてTerryのアクションが加わると、素晴らしくカ…

Cruel Summer/BANANARAMA~隣の姉ちゃんはもうすぐ街へ行く

バナナラマは隣のお姉ちゃんだった。 The Fun Boy Three & Bananarama - Ain't What You Do (TOTP 25-Feb-1982) テリー・ホールのオマケとしてファン・ボーイ3と一緒に演ってる頃の彼女たちは、なんだかよくわからないまま、たまたまテレビに出てしまった近…

Big In Japan/ALPHAVILLE~戦後ヨーロッパから見た黄金の異国

そういえばバンドエイドがチャリテイの域を超えて、世界のひとつのムーヴメントとなったとき、ドイツでも類似のチャリティグループが誕生した。 BAND FUR AFRICA の Nackt im Wind だ。 Band für Afrika bei Form1 - Nackt im Wind u.a. mit Nena 1985 ドイ…

Polkas on 45/WIRED AL YANKOVIC~ピエロが見せたシリアスな素顔

AL YANKOVICというと当然Eat Itを最初に思い出すだろう。 "Weird Al" Yankovic - Eat It それ以外だとMADONNAのパロディや、シブいところではI Love Rockyroadあたりか。 わりとストレートにパロディするアーティストで、アメリカというお国柄なのか、大食い…

Wonderland/BIG COUNTRY~この雄たけびよ、祖国に届け!

Big Country - Wonderland このクリップはU2「ニューイヤーズ・デイ」とともに、雪中演奏クリップの傑作である。 New Year's Day U2 Video このクリップと「ニューイヤーズ・デイ」のクリップの間に、お互いなんらかの影響があったかどうかは定かではないが…

Poison Arrow/ABC~本人だけが気付いていなかったイロモノの資質

ポイズン・アロウは名曲だ。 ABC - Poison Arrow この曲は間奏の中途半端なセリフを除けば、ABC中で、もっともシリアスでドラマティックな名曲である。そのドラマテイックさは、同じメロディをバラードにアレンジした、「テーマ・オブ・マントラップ」を聴け…

エービーシー ABC

それにしてもこのグループ名、それまでにどうして同名の先行グループがいなかったのかというくらいに簡潔で立派だ。舌をかみそうなオーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークとか、クリップが放映された時、曲名とグループ名が入れ替わっていたフラ…

ビッグ・カントリー BIG COUNTRY

「世界にロックバンドは4つしかない。U2とシンプルマインズ、エコー・アンド・ザ・バニーメン、そして俺たちさ」 スチュアート・アダムソンの言葉通り、ビッグ・カントリーは骨のあるロックを聴かせてくれた。 Big Country - In A Big Country デビューアル…

The Love Cats/CURE, THE~捨て猫の集まる死臭のない町 

まさか、キュアーがこんなアプローチをしようとは、「ポルノグラフィ」を聴いていたファンは夢にも思わなかったことだろう。 The Cure - The Lovecats しかも、ロバート・スミスがこんなに明るいオトコだったなんて。 それまでの、陰鬱なイメージではなく、…

Where's Romeo/CAVA CAVA~よい子のみんな~、げんきかなぁ~?

声は偉大な武器になる。 シーナ・イーストンのコケティッシュな高音を聴け、アニー・レノックスのソウルフルな声を聞け。 しかし、その武器は両刃の剣である。 Cava Cava - Where's Romeo? サヴァ・サヴァと聞いて思い出せない人も、もしかしたら、ヴォーカ…

Young At Heart/BLUEBELLS, THE~青春を映し出すロードムービー

当時のクリップにはいくつかのパターンがあって、大仰なドラマ仕立てとスタジオライヴの主流二派に継いで、こういうロードムービー仕立てのものも作られていた。 このクリップはその中でも珠玉のでき。 The Bluebells - Young At Heart (1984) (HD) メンバー…

STILL ON FIRE / AZTEC CAMERA~シニカル・ヒステリー・アワー~

Aztec Camera - Still on Fire この曲を歌う、ロディ・フレイムの唇の動きは必見。 当時、唇といえば、スティングのトンガリくちばし(コリー・ハートはまんまコピーしていた)、ビリー・アイドルの端っこ持ち上げが双璧で、続いてカジャ・グー・グーの二代…

I Feel Love/BRONSKI BEAT and MARC ALMOND~道化師の化粧の奥~

「スモールタウンボーイ」での登場以降、シリアスな雰囲気をクリップにも展開しつづけたブロンスキ。 ここで突如、弾け飛んだかのような軽快なコメディを見せたのが、このクリップである。 しかも、先行したアルバムのヴァージョンとは異なり、ヴォーカルは…

プロンスキ・ビート BRONSKI BEAT

はじめてブロンスキを知ったとき、ジミのファルセットヴォイスに込められた、溢れ出すような、それでいて、けっして「動」ではない「静」の魅力に激しく吸い寄せられた自分を思い出す。 その一方で、ジョンがヴォーカルに据えられたジミ脱退後のブロンスキの…

NO MORE WORDS/BERLIN~私たちに明日はある~

Berlin - No More Words 映画「ボニー・アンド・クライド(俺たちに明日はない)」をモチーフにしたクリップは、演奏シーンがまったくないにも関わらず、バンドの魅力を見事に伝えている。 結局、ベルリンの魅力を伝えるには、ヒロインであるテリー・ナンを…

アズテック・カメラ AZTEC CAMERA

サラサラヘアーに星がキラキラ輝く大きな瞳。そして、チャーミングなギターの音。我々の前に登場したロディ・フレイムは、王子様だった。しかしなかなかどうして、ネオアコ界の王子は一筋縄では行かなかった。 あの頃、デビューアルバム「ハイランド・ハード…