I Can Dream About You/DAN HARTMAN~忍法吹き替えの術~
彼の歌声を聞き、このクリップを見て、ダン・ハートマンは小林克也みたいな感じの黒人だ! と思った人は数多いだろう。
I Can Dream About You [Official Music Video] The Sorels (Dan Hartman)
誰がなんと言おうと、このクリップは傑作だ。
実際のダンは白人のボーカリストなのだが、映画の挿入曲としてヒットしたこの曲のクリップは、映画のシーンが使われた。
しかも、映画の中で、黒人四人のボーカルグループがこの曲を歌うシーンが、そっくりそのままクリップになったのである。
吹き替えのソウルテイスト溢れるダンの歌声に合わせて、歌うフリをしつつアクションする、この四人の動きのあまりの素晴らしさに、特にリードボーカルの男性の素晴らしさに、見とれてしまう。
Dan Hartman - I Can Dream About You
そして、その結果、次のシングル「ウィー・アー・ザ・ヤング」で、本人自らのステージをクリップにしたダンを見て、「あれっ!?白人?」という衝撃を受けたることになったのだ。
Dan Hartman - We Are The Young
ここまで完璧な吹き替えはめったにあるものではない。
口の動きがピッタリとか、そんな次元の問題ではない。
すべてがぴったりなのだ。
本人よりカッコイイ吹き替えというのは、本人にとってはいかがなものなのだろうか。
ベスト・オブ・ダン・ハートマン [ ダン・ハートマン ]
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