曲名-G,H,I
Gary Low - I Want You (Juke Box Star 1983) スマッシュヒットというやつは定義が難しい。 大ヒット曲というのはビルボードとかわかりやすいチャートのわかりやすい上位にランクされ、ちまたに溢れて発売されるレコードのジャケットにもその栄誉が記された…
Happy Xmas (War Is Over) The Beatles - Twist & Shout - Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/23/64 Beatlesのパンキッシュな側面は、間違いなくJohnの感性によるものだと思う。逆にロマンティックな部分は、Paulのものだ。 PAUL Mc CARTNEY ( No mo…
SHEENAはポップスターになりたかったんだろう、誰よりも。 Sheena Easton : It's Christmas All Over The World 若くしてチャンスをつかみ、その美貌でイギリスに愛された彼女はたぶん、誰よりもポップスターに近い位置にいた。 だけどそこから十年もしない…
Talk Talk - It´s My Life ポストパンク、ポストニューウェーブの流れの中、ニューロマンティックとかネオアコとかなんだかんだと、その瞬間覇権を握ったかのように見えた勢力が、後年振り返ると、一瞬のムーブメントに過ぎなかったという例は山のようにある…
Madonna - Gambler MADONNA が世界を代表する歌姫になって以降、ほぼ封印されているといってもいい一曲だが、あの頃の彼女の魅力をこんな伝えているPVはほかにないのではないだろうか。 その魅力の根源は、映画のサントラ用に作られた曲だったことにある。 …
Duran Duran - Girls On Film 青春期、両親が寝静まった金曜の深夜。僕はビデオデッキのカウンターが録画を示すカウントアップをしているにも関わらず、ひっそりと一人、テレビのあった部屋で画面を食い入るように見つめていた。 流れてくるのは憧れのスター…
Thompson Twins - Hold Me Now 80年代の人気アーティストの中で、驚くほど再評価の兆しが見えないバンドだが、あの頃たしかに彼らは DURAN DURAN や CULTURE CLUB に並ぶ人気を誇っていた。 日本での人気はとりわけハンサムな TOM に集まっていて、まさに洋…
「レター・トゥ・ブレジネフ」。 【VHSです】リヴァプールからの手紙 [字幕][アルフレッド・モリーナ]|中古ビデオ【中古】価格:1900円(税込、送料別) (2017/4/26時点) もう今となっては覚えている人も少なかろう。そんな映画のタイトル、邦題は「リヴァプ…
青春にはいつも何かの壁がある。その多くは今になって振り返ると、なぜあんなに高く聳え立っていたのだろうと思うものも多く、その壁にぶつかるまでの自分は、なんて甘く愚かな生き物だったのだろうと思う。 Elton John - I Guess That's Why They Call It T…
Altered Images - Happy Birthday [Top Of The Pops 1981] シンプルな歌詞、シンプルな曲、どうってことない一曲だといってしまえばそれまでだけど、この曲はヒットしたし、今でも思い出すことがある。 ALTERED IMAGES - HAPPY BIRTHDAY (TOP OF THE POPS 19…
「月曜日は嫌いなの」 The Boomtown Rats - I Don't Like Mondays Brenda Ann Spencerの事件は、今となってはさらにそれ以上の銃による悲劇を生みだしたアメリカ社会においては、今や決して大きな傷跡ではないのかもしれない。 しかしその不条理すぎる動機、…
Huey Lewis And The News - I Want A New Drug オープニングの瞳の青さに、あ~外人ってすごい、なんて素朴な感想を持った少年時代。 このPVで一番インパクトを覚えたのは、冒頭のシンク。たっぷり入れた氷に水を張って、顔を浸ける。水の中で開いた瞳はやっ…
アルバムとクリップで異なるイントロになっているが、曲としては当時の「ピコパコ感」満載のアルバムのイントロの方が、この曲にはふさわしい。 Re-Flex - Hurt しかし、グループの色が出ているのはどちらかといわれれば、シンセの和音から入って、いきなり…
オリジナル・ブロンスキが残したたった一枚のアルバム。アルバム通して聴けば聴くほど、ごった煮のようだが、それでも一本の筋が通っている。 Bronski Beat - It Ain't Necessarily So (1984) この曲やHeatwave と Why や Junk の間には、とてつもない隔たり…
REO Speedwagon "I Do' Wanna Know" REOスピードワゴンと当時の自分の音楽世界というと、かなり意外がられるけど、まあ何もドゥルッテイ・コラムとか、オレンジジュースとか、ディス・モータル・コイルとか、コクトー・ツインズとか、そんなのしか聴いてなか…
何でもないことを小難しく考えたがる青春時代。 Laurie Anderson - O Superman [Official Music Video] 純文学に生きることの意味を探したり、ローリー・アンダーソンの音楽に五感が研ぎ澄まされてくような感覚を得たりしていた時代に、こういうシンプルな音…
テレビの前の日本の青少年のド肝を抜き、一部のマニアを狂喜乱舞させた腋毛騒動も落ち着いたころ、ひっそりとリリースされた、ネーナ・ケルナーをフロントに据えた、バンドとしてのNENAの佳作。 Nena - Irgendwie Irgendwo Irgendwann (Original 1984) メロ…
Krush - House Arrest 「これがクラッシュ!?」「ミックの呪いか?」 The Clash - This Is Radio Clash (Bond's, Times Square, NY 9th June 1981) 2 of 3 当時、ヒットしているという情報を誌面で得て、あわてて探して手に入れた12インチ版には当然英語表…
ド派手なメイク、奇妙な近未来感のあるシェイプの楽器に、フワフワした浮遊感のある曲、そしてバカテク。 Missing Persons - Give いったいなんだこりゃ、という感じのビジュアルだが、ドラムのテリー・ボジオはフランク・ザッパのバンドにいたという経歴を…
この曲のクリップの制作を依頼されたらどうするだろうか。 そんな監督の苦悩と工夫が、このクリップからは溢れ出してくる。 Romeo Void- Girl in Trouble (is a temporary thing) Mix 曲を聞かされた時点で、このなんともけだるくメロディアスな一曲は、監督…
安っぽい場末のディスコに、安っぽい役者、安っぽいドラマ。 Fashion - Eye Talk (Alan Darby on vocals) そんなチープさの中に、このクリップの完成度の高さがある。 ハイトーンなヴォーカルだが、この手の声によくある繊細さや痛みを伝える種類の力を持っ…
パティ・スマイスは田舎のお姉ちゃんだった。 Scandal, Patty Smyth - Goodbye To You そんな彼女の心と自意識を都会に連れ出したのは、たまたま点けたMTVから流れる、クリップの中のシンディ・ローパーの姿だった。 Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have…
Freeez - IOU このクリップ全編を彩る、今となっては古びたテクノ系ダンス。 それがすべての魅力だろう。 そして、その古さはブレイクダンスのヒットスタイルのウェイヴだけでなく、当時はストリートに持ち出された巨大なラジカセにも見られる。 ヴォーカル…
タイトルの「ヘヴン」からあまりに簡単に連想できる天使。 天使のような少女をモチーフに、教会で撮影した安易でチープ、しかしながら曲の雰囲気を見事にビジュアルに変えた一本。 Fiction Factory - (Feels Like) Heaven ところどころ、スイングするような…
彼の歌声を聞き、このクリップを見て、ダン・ハートマンは小林克也みたいな感じの黒人だ! と思った人は数多いだろう。 I Can Dream About You [Official Music Video] The Sorels (Dan Hartman) 誰がなんと言おうと、このクリップは傑作だ。 実際のダンは白…
ピンクのジャケット、レザーパンツ、整った髪形、耳にきらめくピアス。ローマン・ホリデイはこの瞬間、全てを失った。 Roman Holiday - Hear In The Night 楽曲は悪くない。 しかし、世間がローマン・ホリデイに求めたものはこのクリップにはまったく残って…
「スモールタウンボーイ」での登場以降、シリアスな雰囲気をクリップにも展開しつづけたブロンスキ。 ここで突如、弾け飛んだかのような軽快なコメディを見せたのが、このクリップである。 しかも、先行したアルバムのヴァージョンとは異なり、ヴォーカルは…