RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD(BODDU DOUBLE) ~B級ボーナスクリップ~
多分、日本で最もオンエア回数の少ないクリップがこのバージョンだろう。
Frankie goes to hollywood Relax (Body Double)
ヒッチコックへのオマージュとも、単なる「裏窓」と「めまい」のパクリともコラボとも言えそうな、デ・パルマ監督の映画「ボディ・ダブル」にこの曲が使用されたときに、映画フィルムを多用して作られたクリップである。
ボディ・ダブル [ クレイグ・ワッソン ]
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曲とB級なポルノ感覚あふれる映像は、すでに「リラックス」の歌詞の内容が話題になった後だったため、スムーズにつながる。
ただ、曲の最初のヒットの峠ははるかに過ぎていたため、新鮮さには欠け、どちらかというとコアなファン向けのボーナストラックのような印象を受けるクリップだった。
この頃はひとつのサントラブームともいえる時代で、この映画と並んでなぜか思い出すのが、第二期ブロンスキ・ビートのファーストヒット「ヒット・ザット・パーフェクト・ビート」をフィーチャーした「レター・トゥ・ブレジネフ(邦題:リヴァプールから手紙)」という映画だ。
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これは「1. ブロンスキのデビュー時にトレヴァー・ホーンが手を出したがっていたというエピソード」「2. 原題のブレジネフの名前とフランキーのセカンドシングル、『トゥー・トライブス』のクリップに出ていたチェルネンコのそっくりさんとの連想」という個人的なイメージの問題ではあるが、ここでこの2つのグループをつなげてしまったのは、私だけではないのではないだろうか。