It Ain't Necessarily So/BRONSKI BEAT~甦る悲しみを嘲笑う少年たちの感性
オリジナル・ブロンスキが残したたった一枚のアルバム。
アルバム通して聴けば聴くほど、ごった煮のようだが、それでも一本の筋が通っている。
Bronski Beat - It Ain't Necessarily So (1984)
この曲やHeatwave と Why や Junk の間には、とてつもない隔たりがあるはずなのに、ジミの声がそれらをひとつのアーティストの曲として認識させてくれるのだ。
Bronski Beat - Heatwave (2012 SiX DwArF promo) HQ
Bronski Beat - Junk Live In Hammersmith Odeon (1984.11.29)
原曲はガーシュウィン。
It Ain't Necessarily So from Porgy and Bess
80年代にこんなエレポとして甦るとは、五十年以上も前の作曲者本人は思いもしなかったろう。
PVに至ってはガーシュウィンをさらに驚かすのではなかろうか。
矯正施設で生活する若者たちの、ちょっとした悪戯心から生まれる、禁じられた娯楽。
最後に罰則の靴磨きをするジミの姿で終わる映像は、曲の持つ、どこか悲しく荘厳な感じを、少年の時代の粗削りでシニカルな感性で嘲笑うかのようだ。
【輸入盤】BRONSKI BEAT ブロンスキー・ビート/AGE OF CONSENT (+6)(CD)
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エリック・カンゼル/ガーシュウィン:歌劇≪ブルー・マンディ≫全曲 ≪ポーギーとベス≫ハイライト 【CD】
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楽譜 HCE-033 J. ガーシュイン/必ずしもそうじゃないぜ 「ポギーとベス」より【金管六重奏】
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