THIS IS VIDEO CLASH "RETURNS"--80年代洋楽PVの記録--

PVをメインに取り上げた80年代洋楽の記録です。2000年頃のアーカイヴをtumblrに移植したものをさらにこちらへ。

It Ain't Necessarily So/BRONSKI BEAT~甦る悲しみを嘲笑う少年たちの感性

オリジナル・ブロンスキが残したたった一枚のアルバム。
アルバム通して聴けば聴くほど、ごった煮のようだが、それでも一本の筋が通っている。

 


Bronski Beat - It Ain't Necessarily So (1984)

 

この曲やHeatwave と Why や Junk の間には、とてつもない隔たりがあるはずなのに、ジミの声がそれらをひとつのアーティストの曲として認識させてくれるのだ。

 


Bronski Beat - Heatwave (2012 SiX DwArF promo) HQ

 


Bronski Beat - Junk Live In Hammersmith Odeon (1984.11.29)

 

原曲はガーシュウィン

 


It Ain't Necessarily So from Porgy and Bess

 

80年代にこんなエレポとして甦るとは、五十年以上も前の作曲者本人は思いもしなかったろう。


PVに至ってはガーシュウィンをさらに驚かすのではなかろうか。

矯正施設で生活する若者たちの、ちょっとした悪戯心から生まれる、禁じられた娯楽。
最後に罰則の靴磨きをするジミの姿で終わる映像は、曲の持つ、どこか悲しく荘厳な感じを、少年の時代の粗削りでシニカルな感性で嘲笑うかのようだ。