THIS IS VIDEO CLASH "RETURNS"--80年代洋楽PVの記録--

PVをメインに取り上げた80年代洋楽の記録です。2000年頃のアーカイヴをtumblrに移植したものをさらにこちらへ。新作も加えていきます。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルリン BERLIN

私は女神、私は芸者、私はブルームービー……。 テリー・ナンの小さな体と吐息は、「セックス・アイム・ア…(邦題:その時、私は ← 「その時」というボカし方がかえって淫猥)」という一曲とともに現れた。 Berlin - Sex (I'm A) (Official Music Video Promo)…

リ・フレックス RE-FLEX

地を這うような低音から入り、高音まで一気に突き抜けていくボーカル。バクスターのその声にからむ、無機質に刻まれるビート。テクニックの高さを感じさせる人の手による各パートの音と、そこにやっぱり無機質にからみつく不思議なビート。リ・フレックスは…

ザ・ロータス・イーターズ LOTUS EATERS

青春にはその時代にしかない共存の仕方がある。 「青い」「美しい」「爽やか」「痛い」「清い」「透き通る」「傷」。そういったキーワードの中でも相容れないふたつが共存するのが、青春であり思春期なのだ。 たとえば「美しい痛み」、「透き通る傷」。 痛み…

Baby Come Back/BILLY RANKIN~華々しくそっと咲いたクールな一輪

ナザレスのギタリストといってもどれくらいピンとくるのかちょっとよくわからない。 というのもビリーが古豪ナザレスに関わるのは、1981年以降で、彼のソロアルバムGrowin' Up Too Fastからのシングルカット、Baby Come Bacが日本のMTVで流れたのは1983年。 …

Red Ripstick/NOMO~洋楽バブルの影の名曲……で、あんた誰?

Nomo - Red Lipstick 1985 80年代の洋楽ブームは今となって思えば、洋楽バブルだった。とにかく今となってはあれはいったい誰だったのだろうとしみじみとしてしまうような、忘れようとしても思い出せないようなバンドのPVがテレビで流れ、アルバムがリリース…

Some People/BEROUIS SOME~洋楽バブルに咲いた80年代の徒花

Belouis Some - Some People [Official Video - album mix] BEROUIS SOME の日本デビューは、それなりにプロモ―ションにも力が入っていて、本国イギリスではさぞかし注目のアーティストなんだろうと思っていたが、あらためて調べてみると Some People がUKチ…

The Breakup Song/GREG KIHN BAND~ぶっちゃけダサいノスタルジー

Greg Kihn - The Breakup Song (They Don't Write 'Em) - 7/6/1981 - unknown (Official) GREG KIHN はぶっちゃけダサい。 ベイエリアのロックスターという点で、比較対象としてよく名の挙がる HUEY LEWIS がなんとなくアメリカンロックのお洒落さん的な存在…

I Want A New Drug/HUEY LEWIS AND THE NEWS~懐かしの陽気なアメリカン

Huey Lewis And The News - I Want A New Drug オープニングの瞳の青さに、あ~外人ってすごい、なんて素朴な感想を持った少年時代。 このPVで一番インパクトを覚えたのは、冒頭のシンク。たっぷり入れた氷に水を張って、顔を浸ける。水の中で開いた瞳はやっ…