アーティスト名-ハ行
それと比較して、後発のアメリカにはなんだかショウビズの臭いを感じてしまったのは仕方ないところだろう。 弁護するなら、効果も何もわからないままスタートしたイギリスと違い、バンドエイドの成功を見たから始まったプロジェクトなわけだし、集まってくる…
Do They Know It's Christmas / Band Aid 志の立派さに異論を唱えるつもりはないが、ネーナとアルファヴィル以外は誰が誰だかわからなかったドイツのあれとかは、世界的な影響の小ささから、今回は話題にしないことにする。 Band für Afrika bei Form1 - Nac…
Do They Know It's Christmas / Band Aid 1984年。 一人の表舞台から消えかけていた男のふとした思い付きがすべてを変えた。世界も。そして彼自身の人生をも。 The Boomtown Rats - I Don't Like Mondays ボブ・ゲルドフのしたことは素晴らしい。パブリック…
The B-52's - "Love Shack" (Official Music Video) DEVO が HUMAN LEAGUE のオネエチャンコーラスのコンセプトをパクったら、米米 クラブの素みたいなものが生まれたという感じでしょうか。 B-52'S の素敵なところは、がちゃがちゃとしたスラップスティック…
The Human League - Life On Your Own フィル・オーキーのマイ反戦ブームが一瞬で過ぎ去ったことはこの前も語った。 結局次のシングルになるこの曲の時点で、すでにラブソングに戻っているわけだが、それでも曲調、そしてPVともに Don't You Want Me とは違…
The Human League - The Lebanon フィル・オーキーという人は、明らかに浮かれたポップスターとしてナイトクラブカルチャーでピコパコするのが彼の本質だった。おそらくそれが、当初の実験テクノが肌に合わず HEAVEN17 との分裂を招いた原因だろう。 結果自…
Fiona (Flanagan) - Talk to me (HQ) アンニュイな雰囲気のイントロから入るこの曲をふと思い出した。 PVの記憶は、白いバックのいかにもお金のかかってなさそうな場所で、キュートな女の子がシャウトしているというものだったが、大すじは間違ってなかった…
Bryan Adams - Run To You Bryan Adams なんていうのは、鬱屈した思いを抱えて、好きなあの娘に素直に好きだと伝えることもできなかった青春時代には、目障りな存在でもあった。 いや、彼だけではない。 BRUCE SPRINGSTEEN なんかもそうだし、とにかくいわゆ…
Berlin - Touch (sound remastered) 小悪魔のようなTerry Nunn。その魅力はこの頃、PVでもライブでも全開で発揮されていた。 歌詞を聴くとホント演歌やフォークのような世界だが、BERLINの演奏、メロディ、そしてTerryのアクションが加わると、素晴らしくカ…
BOWIEの80年代の仕事の中でも異色のコラボがこの曲だろう。 Pat Metheny Group feat. David Bowie - This Is Not America 映画「The Falcon and the Snowman」の主題歌を歌うのに、タッグを組んだ相手はジャズギタリストのPat Metheny。 切なく熟れたメロデ…
Big Country - Wonderland このクリップはU2「ニューイヤーズ・デイ」とともに、雪中演奏クリップの傑作である。 New Year's Day U2 Video このクリップと「ニューイヤーズ・デイ」のクリップの間に、お互いなんらかの影響があったかどうかは定かではないが…
「レター・トゥ・ブレジネフ」。 【VHSです】リヴァプールからの手紙 [字幕][アルフレッド・モリーナ]|中古ビデオ【中古】価格:1900円(税込、送料別) (2017/4/26時点) もう今となっては覚えている人も少なかろう。そんな映画のタイトル、邦題は「リヴァプ…
はじめてブロンスキを知ったとき、ジミのファルセットヴォイスに込められた、溢れ出すような、それでいて、けっして「動」ではない「静」の魅力に激しく吸い寄せられた自分を思い出す。 その一方で、ジョンがヴォーカルに据えられたジミ脱退後のブロンスキの…
「月曜日は嫌いなの」 The Boomtown Rats - I Don't Like Mondays Brenda Ann Spencerの事件は、今となってはさらにそれ以上の銃による悲劇を生みだしたアメリカ社会においては、今や決して大きな傷跡ではないのかもしれない。 しかしその不条理すぎる動機、…
私は女神、私は芸者、私はブルームービー……。 テリー・ナンの小さな体と吐息は、「セックス・アイム・ア…(邦題:その時、私は ← 「その時」というボカし方がかえって淫猥)」という一曲とともに現れた。 Berlin - Sex (I'm A) (Official Music Video Promo)…
ナザレスのギタリストといってもどれくらいピンとくるのかちょっとよくわからない。 というのもビリーが古豪ナザレスに関わるのは、1981年以降で、彼のソロアルバムGrowin' Up Too Fastからのシングルカット、Baby Come Bacが日本のMTVで流れたのは1983年。 …
Belouis Some - Some People [Official Video - album mix] BEROUIS SOME の日本デビューは、それなりにプロモ―ションにも力が入っていて、本国イギリスではさぞかし注目のアーティストなんだろうと思っていたが、あらためて調べてみると Some People がUKチ…
Huey Lewis And The News - I Want A New Drug オープニングの瞳の青さに、あ~外人ってすごい、なんて素朴な感想を持った少年時代。 このPVで一番インパクトを覚えたのは、冒頭のシンク。たっぷり入れた氷に水を張って、顔を浸ける。水の中で開いた瞳はやっ…
Baltimora - Tarzan Boy このPV、よく見ればバンドとは名ばかり、ボーカル以外の姿は見えない。一瞬ソロプロジェクトかと思うけど、実際にはソングライティングから何からすべてやったプロデューサー的な人物が、自分の思う絵を描いた作品のようなチームだっ…
♪馬鹿いってんじゃないよ~、お前と俺は~♪ ヒロシ&キーボー 3年目の浮気 「三年目の浮気」は、結婚して三年目に浮気がばれた亭主が妻に三行半を突きつけられるさまをデュエットで歌った、秀逸なコミック演歌である。 そして、「ドント・ユー・ウォント・…
こういうバンドは当時苦手だった。 それなりに音楽性の高さは見られるのに、プロデューサーの「こうすれば売れるよ」みたいなアイデアに安易に乗っかって、アイドルバンドとして飛び出してくる、有象無象の集団。 当時の心に響かなかったばかりか、今も心に…
オリジナル・ブロンスキが残したたった一枚のアルバム。アルバム通して聴けば聴くほど、ごった煮のようだが、それでも一本の筋が通っている。 Bronski Beat - It Ain't Necessarily So (1984) この曲やHeatwave と Why や Junk の間には、とてつもない隔たり…
Billy Idol - Dancing With Myself BILLY IDOLの唇。これはみんな真似したんじゃなかろうか。 STING のトンガリくちばし、 The Police - Every Breath You Take そのコピーのCOREY HART Corey Hart - Sunglasses At Night NICK BEGGS の歯茎ウッキー Kajagoo…
Face to Face - Under the Gun 魂とはどこにあるのだろう?我々は何のために生きているのだろう?そもそも命は守られているのだろうか? このPVの見せる痛みはおそらく、第二次大戦やベトナムと無関係ではないだろう。その生なましい現場に配置したLAURIEの…
オーバーナイト・サクセス。シンデレラストーリー。一夜明けたら――。いつの時代にも夢のような出来事は起こる。 FRANK CHICKENS We Are Ninja そんな中でも、80年代最高の摩訶不思議なセンセーション、FRANK CHICKENS。 いっちしまえば誰でもよかったのかも…
Fra Lippo Lippi - Shouldn't Have To Be Like That.wmv 80年代当時の洋楽のうち、大物アーティストのものではないスマッシュヒット曲が、日本のマーケットで受け入れられた例には共通点があるのではないかと思っている。 Hubert Kah - Angel 07 (Video 1985…
なんだかVo.のレイの動きがライク・ダストとまったくおなじ。両手を組む、指でおいでおいで、片膝立てて座る。 Passion Puppets - 'Voices' なかなか美しい動きなんだけど、ライク・ダストのPVの振り付けではなくて、レイのオリジナルアクションだとしたらそ…
バナナラマは隣のお姉ちゃんだった。 The Fun Boy Three & Bananarama - Ain't What You Do (TOTP 25-Feb-1982) テリー・ホールのオマケとしてファン・ボーイ3と一緒に演ってる頃の彼女たちは、なんだかよくわからないまま、たまたまテレビに出てしまった近…
パッション・パペッツが唯一残したアルバムのタイトルにもなっていたナンバーがこれ。 Passion Puppets - Beyond The Pale 青くさい彼らのちょっと背中がむずがゆくなるような、それでいて胸にキュンとくるような魅力の詰まった一曲だ。 国内盤の邦題が「青…
パッション・パペッツといっても、もう知る人も少ないだろう。 Passion Puppets - Like Dust 情熱の操り人形、という名のこのバンド、Like Dustのロマンティックでどこかノスタルジックなメロディは素晴らしい。 PVは西部劇を思わせるドラマ仕立てのパートと…