THIS IS VIDEO CLASH "RETURNS"--80年代洋楽PVの記録--

PVをメインに取り上げた80年代洋楽の記録です。2000年頃のアーカイヴをtumblrに移植したものをさらにこちらへ。新作も加えていきます。

Somebody's Watching Me/Rockwell~時代の音じゃなかった俺様


Rockwell - Somebody's Watching Me

 

本人は、ファーストアルバムの「マイケル次は俺の番だ!」というド派手なキャッチコピーとともに登場し、セカンドアルバムの「俺が時代の音だ」というコピーとともに消えていくという、わかりやすい一発屋感をほとばしらせていたが、そもそもモータウンの御曹司かなんかだったので、別にどうでもよかったのだろう。

 

マイケル・ジャクソンのコーラスが美しい。
たったワンフレーズのリフレインだけど。

 

PVはサイコをベースにしたスリリングな寸劇仕立てで、ラストシーンのメイルマンの腕なんかはなかなかぞくっとさせられる。

 

ただ気になるのは、間奏のシーンで出てくる犬。
幻覚と重なるようにして犬が豚に代わるのだが、豚って何かのメタファなんだろうか。
日本人の感覚からすると、豚は恐怖より愛嬌を感じるし。

 

豚のミイラのように見えなくもないけど、やっぱり丸焼きに見えてしまう。
チャーシューが中華街から逃げてきたみたいな豚に怯える、ロックウェルの演技がなんだか滑稽なのだ。

 

 

サムバディズ・ウォッチング・ミー

サムバディズ・ウォッチング・ミー