Gambler/MADONNA~サントラが切り取った偉大な歌姫の一瞬
MADONNA が世界を代表する歌姫になって以降、ほぼ封印されているといってもいい一曲だが、あの頃の彼女の魅力をこんな伝えているPVはほかにないのではないだろうか。
その魅力の根源は、映画のサントラ用に作られた曲だったことにある。
この曲は MAONNA のアルバム一枚を構成するために考え抜く必要もなければ、ボーダーラインをヒットさせ、ようやくスターとしての足場を固め始めたニューヒロインのために万全を期す必要もなかった、ただこの一曲だけに当時の彼女のパブリックイメージを詰め込めばよかったのだから。
そこに展開されたのはあくまでヤンチャなダウンウタンの歌姫の姿だ。
衣装や雰囲気含めて、デビューの頃の彼女の歌と踊りの魅力がここまで堪能できるPVはほかに残ってない。
その瞬間輝く MADONNA という存在を、ある意味で無理やり切り取ることが出来たのは映画というイベトンあってこそだった。
無理もない。
あの当時 MADONNA がここまでの大スターになるのかどうかは誰にもわからなかった。
だからこそ、その瞬間の彼女の魅力を伝えることに必死になった。
それがこのPVだ。
これこそあの頃のサントラブームが切り取った、偉大な歌姫の生涯の一幕だ。
【輸入盤】 Vision Quest - Soundtrack [ ビジョン クエスト 青春の賭け ]
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