THIS IS VIDEO CLASH "RETURNS"--80年代洋楽PVの記録--

PVをメインに取り上げた80年代洋楽の記録です。2000年頃のアーカイヴをtumblrに移植したものをさらにこちらへ。新作も加えていきます。

Olympia/SERGIO MENDES~トーキョー2020私たちのオリンピック

SERGIO MENDES といえばもちろん知らない人がいないのは Mas que nada ということになるだろう。

 


Sergio Mendes & Brasil 66 - Mas que nada (introduced by Eartha Kitt / Something Special 1967)

 

しかし東京オリンピックイヤーを迎えた今年、思い出すのはこの曲だ。


Sergio Mendes - Olympia (1984)

 

壮大なスケールの曲、PVを用意した Olympia は1984年、ロスサンゼルス・オリンピックのテーマ曲として誕生した。

 

このPVには
・今まさに戦う選手
・オリンピック黎明期のギリシアの戦士たち
・いつかオリンピックにたどり着くかもしれないダウンウンの少年
のドラマが盛り込まれている。

 

とはいえ明確なストーリーがあるわけではなく、すべてがイメージフィルムのような作りで、それを見た私たちが感じるものが絵になる仕掛けである。

 

暗がり、聖火、曙、そして射す陽の光。
オリンピックがもたらす私たちへの夢や希望。

 

ドラマティックな音楽に支えられた、美しいフィルムは時を経ても色あせない。
それがオリンピックの魅力なのだろう。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

USED【送料無料】オリンピア [Audio CD] セルジオ・メンデス
価格:5277円(税込、送料無料) (2020/1/13時点)

楽天で購入

 

 

オリンピア

 

The Very Best of...

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グレイテスト・ヒッツ [ セルジオ・メンデス ]
価格:2200円(税込、送料無料) (2020/1/13時点)

楽天で購入

 

Happy Xmas (War Is Over)/JOHN AND YOKO, THE PLASTIC ONO BAND WITH THE HARLEM COMMUNITY CHOIR~世界は小さい。悩めるあなたにクリスマスの悦びを


Happy Xmas (War Is Over) - John & Yoko, The Plastic Ono Band with The Harlem Community Choir

 


The Beatles - Twist & Shout - Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/23/64

Beatlesのパンキッシュな側面は、間違いなくJohnの完成によるものだと思う。
逆にロマンティックな部分は、Paulのものだ。


PAUL Mc CARTNEY ( No more lonely Nights 1984 ) HD


John Lennon - Nobody Told Me [Remastered] [HQ]

ソロになってからの曲を聴くと、そのあたりはより鮮明になるのではないか。

 

パンクといってもボーカルスタイル、音そのもの、そして思想や信条など、それを構成するものは多様だ。
モヒカン、鋲のついたリストバンド、安全ピン、ガーゼシャツ。
スリーコード、シャウト、アナーキズム、左翼思想。

 


THE CLASH - "KNOW YOUR RIGHTS"


10. Discharge, Why? - Stoke On Trent '83

その中でもひとつ、信念的な部分にスポットライトを当てると、音楽で世界を変えようとしたJohnの思想をパンクと呼ぶことは許されると信じている。

 

世界はひとつだ。
世界は平和のために。
戦争は終わった。

 

世界は広く
あなたの世界は小さい
その島の外にはあなたの知らない広い世界と新しい文化が息づいている
一歩踏み出してみよう


僕は知っている
あなたの夢見た世界が現実の世界だということを

 

 

幸せなクリスマスを。
そして、世界に争いのない新年を。

 

 

2017年、ありがとうございました。

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

John Lennon / Collector's Edition (Tin Can) (輸入盤CD)(ジョン・レノン)
価格:2790円(税込、送料別) (2017/12/13時点)


 

 

Do They Know It's Christmas?/BAND AID~(3)メリークリスマス・フォーエバー

それと比較して、後発のアメリカにはなんだかショウビズの臭いを感じてしまったのは仕方ないところだろう。

 

弁護するなら、効果も何もわからないままスタートしたイギリスと違い、バンドエイドの成功を見たから始まったプロジェクトなわけだし、集まってくるメンバーにもハレの舞台だという意識がそもそもあったから、という言い訳は通さざるを得ない。


Live Aid Finale 1985 - Do They Know Its Christmas



たださらに半年後のライヴエイドにしても、フィナーレを比較すると、みんなで自然にマイクに集まって、自分の声が拾われているとかいないとか関係なく歌い、時には隣のアーティストにマイクを譲ったりしている姿が映されたイギリス。

 


USA For Africa - We Are The World Live Aid 1985 - (HD)

 

それに対して、なんだか台本通りに「ここ盛り上げて!」「ここそっちが仕切って!」みたいにやろうとしてるのに、俺が俺が私が私がで収拾がつかなくなっていく上に、終わってみればものすごい勢いの黒人のおばちゃんしか記憶に残らなかったアメリカという感じだった。

 

いや、パティ・ラベルはたしかにすごいシンガーですけど。
ただなんか空気の読めない大阪のオバチャンが黒人になってアメリカに登場したみたいな印象ではあった。

ともあれ、バンドエイドは美しい。

 


Band Aid - Do They Know its Christmas - The Making of - 1984 Video

 

そしてそもそもこのチャリティの流れの発端だったからということもあるだろう。
この奇跡のグループだけが、伝説となりうるのではなかろうか。

 

それにしてもポール・ウエラーって男前だな。
生真面目すぎて、いかにもなポップスターの中に入ると所在なさげにしてる感じはするけど。

 

Feed the world!
飢えることのない世界を!

 

 


 

 

 

 

ライヴ・エイド★初回生産限定スペシャル・プライス★ [DVD]

ライヴ・エイド★初回生産限定スペシャル・プライス★ [DVD]

 

 

 

 

Live Aid [DVD] [Import]

Live Aid [DVD] [Import]

 

 

Do They Know It's Christmas?/BAND AID~(2)普段着のクリスマス


Do They Know It's Christmas / Band Aid

 

志の立派さに異論を唱えるつもりはないが、ネーナとアルファヴィル以外は誰が誰だかわからなかったドイツのあれとかは、世界的な影響の小ささから、今回は話題にしないことにする。


Band für Afrika bei Form1 - Nackt im Wind u.a. mit Nena 1985

 

バンドエイドもアメリカのほうも、結果として、巨額の支援を苦しむ人々のために集めたことには違いない。
そこに口を挟む資格は、その規模の何かをできるはずもない我々にはもちろんない。

 

しかし、あの頃さんざんいわれたUSA FOR AFRICAに対する指摘は、的を射ている。

 

アメリカのステージはマイクを奪い合っていて醜かった」
「イギリスのファイナルはマイクを譲り合い、みんなの心がひとつになっていた」

 

これは本当に見れば見るほどその意見にうなずくほかない。

PVを見ていてもわかる。

 


Band Aid - Do They Know It's Christmas (Extended Version)

イギリスのメンバーは、みんな普段着なのだ。
まるで仲間とオフでセッションするように集まり、普段着のまま歌う。

 

リードをとるポール・ヤングはTシャツだし、ジョージ・マイケルサイモン・ル・ボンだって近所をうろうろしてそうな恰好だ。
ボノもそのへんの大学生みたいなラフなシャツで、トニー・ハドリーですらジャケットを着てない。

 

サビの前に遅れて参加してくるメンバーの服装ひとつとっても、バナナラマなんてもう完全に、部屋着の隣のお姉ちゃんだしね。
マリリンの毛皮のコートにはちょっと笑ったが、その下の服ときたら、ジョギングのおじさんみたいなもんだし。
ボーイ・ジョージなんて着飾ってなさ過ぎて、逆にそこだけは譲れなかった化粧が浮きまくってる。

 

それに本当にこれだけのスターが集まっていても、誰ももっと映せだのなんだのいわなかったっぽいPVの仕上がりがすごすぎる。
JTにしろ、ジョディ・ワトリーにしろ、それでいいのかというくらいの出番だった。

 

 


 

 

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

We Are The World [DVD+CD, 30周年記念ステッカー付き] [ (V.A.) ]
価格:1586円(税込、送料無料) (2017/11/14時点)


 

 

Do They Know It's Christmas?/BAND AID~(1)クリスマスを世界に


Do They Know It's Christmas / Band Aid

1984年。

一人の表舞台から消えかけていた男のふとした思い付きがすべてを変えた。
世界も。そして彼自身の人生をも。


The Boomtown Rats - I Don't Like Mondays

ボブ・ゲルドフのしたことは素晴らしい。
パブリックに語られているきっかけがどこまで真実で、どこからが虚飾なのか、そんなことは問題ではない。
結果が出ればそれでいいのだ。

 

世界に食糧を。

 

当たり前のように食事をし、当たり前のように眠り、起きたら朝食が食べられる。
街のどこかで消費期限を過ぎた弁当が、鍵をかけたごみ箱に廃棄されていく。食べ物が。
まだ食べられる食べ物が、廃棄されていくような世界に住んでいる我々には、決して実感できない試練があの頃たしかにあり、そしてそれは今もどこかで形を変え国を変え、継続している試練なのだ。

 

それを安易に地獄と呼ぶことは許されない。なぜなら、その世界しか知らなければ、それはどんなにつらくとも、日常だからだ。

 

さておき。
ボブの行動と、それを支えたミッジ・ユーロの功績、そして世界が興味を示した顔ぶれの豪華さだけが、バンドエイドではない。

 

当時もさんざん語られたことではあるが、バンドエイドには比較対象があった。
それが後発のUSA FOR AFRICAだった。

 

USA for Africa - We are the World

 

 


 

 


 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

We Are The World [DVD+CD, 30周年記念ステッカー付き] [ (V.A.) ]
価格:1586円(税込、送料無料) (2017/11/14時点)


 

 

It's Christmas All Over The world/SHEENA EASTON~僕たちのヒロインのメリークリスマス

SHEENAはポップスターになりたかったんだろう、誰よりも。

 


Sheena Easton : It's Christmas All Over The World


若くしてチャンスをつかみ、その美貌でイギリスに愛された彼女はたぶん、誰よりもポップスターに近い位置にいた。

 

だけどそこから十年もしないうちに、イギリスの音楽が世界を席巻して、おかしなことになり始めた。
彼女と同じ世代の、それよりまだ若い世代のガールズポップスシンガーが、彼女以上かもしれない才能を表現する場所を得はじめた。

 

余計なお世話かもしれないけれど、シーナには、キム・ワイルドほどのバックボーンもなければ、やんちゃしはじめたばかりのシンディやマドンナにはない守るべき、すでに築いてしまっていたものがあったんだろう。

 

そこから始まったチャートにしがみつくための迷走。


だけどそれに戸惑ってもついていくファンがいたからこそ、こんな名曲も残ったのだ。
僕たちにとって、それは子どもの頃憧れたヒロインからのメリークリスマスだった。


New Edition - It's Christmas (All Over the World) live

おなじ曲を比較すれば、そりゃニュー・エディションのほうが上手いかもしれないけど、クリスマスに聴きたいのは、シーナの歌うこの曲だ。

 


Christmas Movies for Kids - Santa Claus (1985)

 

映画「サンタクロース」は、今となってはスタンダードになり損ねた、この季節の徒花かもしれないけれど、この曲はシーナの上手いのか下手なのかわからないヴォーカルで、鼻の詰まったようなハイトーンヴォイスで聴きたい。

 

メリークリスマスまであとすこし。

 

 

 

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ゴールド・コレクション [ シーナ・イーストン ]
価格:1125円(税込、送料無料) (2017/11/27時点)


 

 

Downunder/MEN AT WORK~屈折した哀愁の大地からやってきたサーカスの一団


Men At Work - Down Under (Official Video)

MEN AT WORK という人たちはその名前に反する飄々とした姿がなんとも楽しそうでいて、その反面曲調はどこか哀愁を帯び、そしてシリアスでシニカル。

そんな不思議な食い合わせのギリギリのところが魅力だった。

 

このPVも映像では随分とバカをやっているのに、そのメロディはどこか物悲しく、途中で登場する出来損ないのサーカスのようなダンスとすらいえないダンスシーンになぜか妙に映える。

 

ちなみにDownunderが彼らの母国オーストラリアを意味していることをこの曲のヒットで知った日本人は多いだろう。
もともと大英帝国の流刑の地だったはるか南の大陸。
ダウンアンダーという呼び名にも、屈折した哀愁の上に成り立った歴史がどこか感じられないだろうか。

 

彼らは決して母国を卑下してはいない。
むしろおなじ英語圏でありながら、音楽的には行進だった南半球から、ワールドワイドに飛び出したのだ。
そんなモチーフを与えてくれたそこには誰よりも何よりも胸を張っていたに違いない。

 

しかし多くのモチーフがそうであるように、そこにもし光り輝く栄光しかなければ、それを支持する層は広がらない。

 


Men at Work - Down under LIVE in Dortmund


この曲が持つ哀愁、そしてそれを笑い飛ばすかのようなフィルム。

それが彼らをスターダムにのし上げたのだ。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ワーク・ソングス [ メン・アット・ワーク ]
価格:1944円(税込、送料無料) (2019/7/2時点)

楽天で購入

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ザ・ベスト・オヴ・メン・アット・ワーク [ メン・アット・ワーク ]
価格:1508円(税込、送料無料) (2019/7/2時点)

楽天で購入